おはようございます!こんにちは!こんばんは!

講師の山口です。

今週末には東京消防庁の試験が控えていますね。

受験される方は最終調整は進んでいますか?

ここまできたら焦ることなく、これまでやってきた取り組みを信じましょう!

正しい方針で、勉強に時間を割いてきたのであれば自ずと結果もついてくるはずです。

最後の1分1秒まで諦めずに、最大限の力を発揮してきてくださいね!




さて、今回はそんな筆記試験に焦点を当てて、「時事」をおさらいしておきます。

令和4年度警視庁(第1回)の本試験で出題されたものをもとに、「本年4月の法改正」について確認しておきましょう!

取りあげるラインナップはこちら…


①改正育児・介護休業法

②プラスチック資源循環法



少し知識が怪しいかも…と思うものはありましたか?

本ブログを参考にしながら、ご自分でも調べてぜひ最終チェックしてみてください!


では、まず①「改正育児・介護休業法」についてポイントを絞って説明します。

本法の改正は、令和4年4月から3段階で施行される形式になっています。

とりあえず、4月1日施行分のものを説明しますので、2段階以降のものは調べてみてください。


ポイントは2つです。

(1)雇用環境整備、個別の周知・意向確認措置の義務化
(2)有期雇用労働者の育児・介護休業取得要件の緩和




(1)…研修や相談窓口の実施・設置等のいずれかを講じなければなりません。

ただし、複数の措置を講ずることについては「のぞましい」という表現にとどまっています。


妊娠・出産(本人または配偶者)の申し出をした労働者に対して個別に制度や申し出先、給付金等の周知と意向確認を行わなければなりません。


(少し細かい気もしますが、どれも問われてもおかしくないですね…)



(2)…育児休業の場合、「引き続き雇用された期間が1年以上」という要件が撤廃されました。


改正法の概要や詳しい内容については、厚生労働省ホームページにありますのでご覧ください。

官公庁のホームページを見る際のコツを少し補足すると、【概要】、【ポイント】と題しているものは比較的ポイントを絞ってわかりやすくまとめられていることが多いです。

とくに、ポワ―ポイントをPFD化したものなどは図も多く、親しみやすい内容になるように配慮されています。

(それでも情報量はすごいのですが…)



次に、②「プラスチック資源循環促進法」について説明します。

小泉進次郎氏が環境大臣時代に推進してきたイメージが強いものです。何かとメディアでプラスチックを巡って発言されていましたね。

そのプラスチックに関する法律です。プラスチックを取り巻くすべての事業者、行政、消費者の連携によって資源循環を高めることを標榜したものです。

簡単に言えば、「プラスチックごみを減らしましょう!」という内容です。

「3R+Renewable」という基本原則もあります。

従来の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に加えて、Renewable(再生可能資源への切り替え)を掲げました。

みなさんも、カフェ等に行くとストローが「プラスチック製」のものから「紙製」になったことに気が付かれたと思います。

しかし、残念ながら呼びかけただけではなかなか減りませんので、法律による規定が必要になるのです。



ここもポイントを絞ってご説明します。詳しい内容を知りたい方は、ぜひ調べてみてください!

(1)環境配慮設計指針の策定…指針に適合した製品の認定を行う仕組みを作るものです。製造業者に向けたものです。

(2)ワンウェイプラスチック(使い捨て)使用減の基準策定…ワンウェイプラスチックを多用する事業者へ勧告・公表・命令を実施します。

(3)市区町村による分別回収・再商品化促進

(4)製造・販売事業者等の自主回収促進…自主回収・再資源化計画を作成して、認定されれば廃棄物処理法の業許可が不要になります。

(5)排出事業者に対する排出抑制や再資源化促進


上記のうち、とくに「…」を付して説明したものは必ず押さえておいてください。(2)は私達消費者に近い位置の話なので理解しやすいでしょう。


できるだけ身近な例から、自分の生活に紐付けて考えてみると知識がよく定着します。

何事も自分の身に迫ることであれば、人は忘れないものです。想像力を豊かにして、時事を見ていってくださいね!


それでは、引き続き頑張ってください!応援しています!


◇講師:山口◇

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